Femap2021.1表示パフォーマンスの改善方法
バージョン:
2021.1
現象:
2021.1のグラフィック表示速度が以前のバージョンに比べて極端に遅くなる。主に中規模上のモデルで、厚み表示を有効にすると顕著に表示遅くなる。
原因:
パフォーマンスを大幅に低下させている原因は、ダイナミック回転時に現在のクリック位置(カーソル位置)の座標を取得することに費やされています。内部処理として、画面上のカーソル位置からモデルノード位置を調べ、深度方向の座標を計算して、奥行方向の回転中心を決定しています。
ノード数が多くなると、この計算規模が大きくなり、表示更新の時間がかかってしまいます。
原因:
[ファイル]-[初期設定]で[ユーザインタフェース]タブを手前にして、[カーソル位置基準にダイナミック回転]の選択を外します。 [OK]を押すと、表示が更新され、以降の表示パフォーマンスが劇的に改善します。
その他の表示速度改善については、2020/12/9投稿の
大規模モデルでのパフォーマンス改善
をご参照ください。