Mode Correlator:実験/解析コリレーションツール
Mode Correlator(モードコリレーター)は、解析モデルを線形動特性(モーダルパラメータ)、静的変位、ひずみ等の実験結果に合わせ込むツールです。
モーダル実験結果(I-Deas TEST形式)の読込みから、実験と解析間の相関関係をMAC値/CoMAC値/直交性確認で評価し、材料/プロパティ等の変数(パラメータ)を設定して、NASTRAN設計感度最適化(SOL200)による最適化計算を行い、、実験で得られる動的な剛性と質量、減衰特性などの挙動を解析モデル上で表現できるようにします。
解析モデルが実物を精度よく表現できるようになれば、設計の各検討において、信頼性が持てる解析評価が行える(FEMが活きてくる)ようになることが大いに期待されます。
ModeCorrelatorは、上記の作業を行うにあたり、ダイアログ上のタブを順番に設定するだけで実現するようにしています。
必要なソフトウェア:
ModeCorrelatorを使用するためには、以下のソフトウェアが必要です。
- Femap
- Nastranまたは、NX Nastran(Femap with NX Nastranも可)
※標準モジュールの他、設計感度最適化オプション(SOL200)が必要です。
※周波数応答解析の合わせ込みを行う場合は、動解析オプションが必要です。 - 実験モード解析用のソフト
※I-Deas TEST形式で結果が出力できるもの
ModeCorrelatorの適用例:
- 周波数応答特性の合わせ込み
- サンドイッチパネル、ハニカム構造のパネルモードの合わせ込み
- ボルト/スポット溶接等の結合剛性の同定
- 発泡コア材、複合材、紙、陶器等の弾性率の同定
- モーダル特性を保持したモデルの縮退化