Ustar PRE / Ustar SOL:荷重伝達評価プログラム
U*(ユースター)は、慶応義塾大学の高橋邦弘名誉教授が考案(慶応義塾大学の特許)されたもので、物体内部の力伝達を評価する全く新しい構造力学評価方法です。
U*は、構造内部のひずみエネルギーに着目し、構造全体の力分布、伝達を可視化するため、どの部分が荷重伝達経路として重要なのかを知ることができます。
このため、構造健全性を確保したまま、補強する部分や軽量化できる部分がどこであるかが分かり易くなります。
U*製品構成
U*はUstar PREとUstar SOLで構成されています。
Ustar PRE
慶応義塾大学と協同開発したツールです。静的な荷重および、動的な荷重に対するU*の計算を行うための入力データを作成する機能を提供します。U*の計算(処理プロセス)を簡単にするため、
①過渡解析結果の各ステップにおける変位の抽出
②慣性力の計算
③検査荷重法計算(全体剛性マトリックスの計算回数を1回にして、計算時間を短縮)
④U*計算用データの作成と実行
の4ステップで、行えるようにしています。
Ustar PRO
慶大U*計算プログラムをベースに、検査荷重法の結果と荷重変形結果(負荷点反力情報とモデル全体の変位情報)をベースにU*の計算を行います。計算結果は、CSV形式で出力されます。
必要なソフトウェア:
U*計算には、Ustar PRE / Ustar SOLの他、以下のソフトウェアが必要です。
- Nastranまたは、NX Nastran(Femap with NX Nastranも可)
- LS-DYNA(動的U*を計算する場合)
CSVの結果データを読み込むことができるポスト処理ソフトウェア(推奨:Femap)